お酒をより美味しく飲むために。福井県鯖江市で作られる越前漆器グラスで味わう銘酒と肴!
2016.05.09
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木製漆塗りワイングラス 「JAPAN Glass」

米のうま味を生かしつつ後味はシャープに引きしまる辛口の酒「雪男 純米酒」をTELEGRAM WINE GLASSで味わっていただきたい。

日本酒の甘みを引き立たせる『天たつ』の越前仕立て汐雲丹

「汐しお雲丹」とは、バフンウニの卵巣と塩のみで作られる濃厚な味わいの練りうに。日本三大珍味のひとつ「越前雲丹」としても古くから知られています。日本酒と一緒に食べれば、コクのある塩気が日本酒の甘みを引き立たせ、カナッペのように、ほんのひと匙をクラッカーにのせて食べても美味。この汐雲丹を考案した天たつは、文化元年(1804)に創業した老舗。三代目の時代に福井藩主に命じられて作ったのが始まりで、当時は宮家や各藩への贈り物として重宝されました。「越前仕立て汐雲丹」は昔ながらの製法を守り、100gの製品に100個以上のバフンウニの卵巣を贅沢に使用。漁獲量が年々減少するなかでも国内産の素材にこだわり、生産を続けています。
越前仕立て汐雲(しおうに)
千年以上の栽培の歴史があるといわれる日本固有の白ワイン「登美の丘甲州」をTELEGRAM WINE GLASSで。

サントリー創業者の故鳥井信治郎は、日本のワインの時代を拓いた草分けの一人です。1907年、最初に手掛けた赤玉ポートワインは、日本人の好みに合わせるために甘味料を配合するとともに、斬新なポスターで人々に強く印象付けました。一方、登美農園は、1909年に開園した日本の近代的ワイナリーの先駆けで、やがて寿屋(サントリーの前身)が農園の経営を継承しました。日本のワインは、長いあいだ外国種のブドウを育てて欧米に学びながら発展してきましたが、「登美の丘甲州」は、千年以上の栽培の歴史があるといわれる日本固有の白ワイン品種ブドウ・甲州だけで造られました。和柑橘を感じるさわやかな香りと穏やかな酸味の日本ワインです。
登美の丘甲州
和柑橘を感じさせるさわやかな『登美の丘』と一緒に味わう肴には、宮城県三陸地方の豊かな海でとれた濃厚な牡蠣

宮城県三陸地方は、山々が海を囲む独特の地形で知られています。森に降り注いだ雨水が地中に染み込み、土壌に含まれる豊富なミネラル分が川から海へと流れ、魚の餌となるプランクトンを育てています。その栄養分たっぷりのプランクトンが豊富ゆえに、三陸の魚介類はおいしく育つのです。こうした「森と海の共存」は、牡蠣もおいしく育ててくれます。一番おいしいのは抱卵期を迎えた「3月〜 5月」のもの。このころの牡蠣は旨味成分である「グリコーゲン」を蓄え始めるため、驚くほど濃厚な味になります。その牡蠣を天然塩だけで味付けし、桜チップで二日間かけて仕上げたのが「牡蠣桜燻し」。保存料無添加の燻製は、ふっくらとした食感と濃厚で上品な味わいです。
牡蛎桜燻し(かきさくらいぶし)
キュレーター
早稲田大学卒業→大手生命保険会社入社→KPMGグループのアドバイザリーチームに転職→デザインとITをテーマに新しい価値創造の支援会社設立→いろいろなご縁で日本を良くするプロジェクト参画→ジャパンショッピングツーリズム協会立ち上げプロジェクトを通じて訪日外国人の買い物で日本を良くできないか日々模索→日本産品を世界に発信する伝統工芸みらいプロジェクトに出会う(今ここ)。日本の魅力は、全国それぞれ独自に培われた文化・食・産業の多様性だと思ってます。福井を中心にその魅力を定期的に発信していきます。